カンボジア政府によるセックスワーカー(売春婦)を対象とした取り組みによって、1990年代にエイズ感染率は改善したものの、エイズ問題は依然として後を絶ちません。
実際にカンボジア全人口の約3%がエイズに感染していると推定されており、エイズに感染している人口を年代別に見ると、7人に1人が0~14歳の子どもたちです。また、数えられない数の児童がエイズ感染によって両親を亡くしています。売春を収入源としている人々がエイズ感染者の圧倒的な比率を占めています。エイズ感染者は社会的スティグマによって性教育や適切な医療ケアをより受けにくくなってしまします。また女性エイズ患者の受ける虐待や社会的孤立は特に悪質です。そして感染者の10人に1人以上がスティグマのために自発的に社会から遠ざかっている現状があります。

このような状況を打開するために、JACE NGOsはエイズによって基本的権利や自由を剥奪された人々への救済を行なうプログラムを団体がカンボジアでの活動を開始した年より行って参りました。エイズ患者のためのシェルターの提供から始まり、カウンセリングやワクチン供給等の医療処置まで徹底的なケアを提供いたしました。社会的に重要な役割を果たしているお寺を通じて、この問題に取り組んでおります。同時に、エイズ患者の感じている社会的立場の弱さへの国際的認識の向上を呼びかけています。

参考資料:UNAIDS Stigma Index 2011
http://www.unaids.org/en/media/unaids/contentassets/documents/unaidspublication/2011/20110829_PLHIVStigmaIndex_en.pdf